COO / Managing Partner
マネージングパートナー
COO / 社長

物部 哲郎

Tetsuro Monobe

監査法人トーマツにて主に米国及び国内上場会社の会計監査業務、日系海外子会社での内部統制構築支援業務、並びに国内会社上場支援業務等に従事。2013年からは、スイスに本社を置く世界最大の食品・飲料会社ネスレにて、日本を含む世界12か国に渡り、ビジネスオペレーションの監査及び改善業務に従事し、ネスレ日本株式会社においては、新規事業立上及び事業戦略立案の支援業務、事業別予実管理、並びに、本社へのレポーティングなどの業務に従事。
– 公認会計士

アスパラントグループを選んだ理由

監査法人で公認会計士として監査業務に従事した後、前職はスイスに本社を置くネスレで、主に世界各国にある現地法人の内部監査を行っていました。その中で、業務をチェックするのではなく、自分自身が事業運営に関与することで、会社に貢献したいという思いが強くなり、社内で異動を申し出るのと同時に、社外でその思いを実現できる機会がないかを探しました。

その中でアスパラントグループと出会い、各メンバーとの面接を重ね、最後に目黒にあるホテルで中村(代表取締役)と朝食を食べました。その後、数か月経過し「投資先で経理部長を探している。物部さん興味ないか?」と連絡をもらいました。当時スイスに住んでいましたが帰国したタイミングで投資先のある富山県に見学に行きました。その日は偶然にもきれいな晴れた日で、美しい日本のアルプス山脈を見ることができました。その時、「日本のアルプスもきれいだな。ここなら自然が多く、京都の自分が育った環境に近いため、気持ちよく仕事ができそうだ。若くして(当時30歳)、一つの事業を経理部長という責任のある立場から社長を直接支援できるという貴重な経験も積めるし、チャレンジしてみようか。自分の力が足りなければ、もう一度やり直そう」と覚悟しオファーを受けることにしました。

このご縁を基に、AGに入社し、入社後3年間は、富山県に住み、投資先である丸喜産業様に常駐することになりました。その後、経理部長から代表取締役社長を拝命することとなり、皆様と共に汗を流し、毎日楽しく仕事をして、充実した日々を過ごすことができました。

仕事内容

入社後約6年間は事業支援担当としてアスパラントグループが投資をさせていただいた企業様に常駐をして、そこで働く社員の皆様とともに企業が更に良くなるために全力で頑張るという仕事をしてきました。初めの3年間は丸喜産業の皆様と、その後は愛知県豊川市に拠点を移してNJT銅管の皆様と一緒に仕事をしています。現在は、自らの担当投資先の事業支援を行いつつ、投資部門へ異動し、主に事業承継チームのリーダーを任せていただき、主にオーナー企業様の事業承継をお手伝いしています。

投資の仕事も事業支援の仕事と同様に難しさがあり、楽しさとやりがいがあります。多くの素晴らしい企業のオーナー様とお話をさせていただく機会がありますが、オーナー様の事業承継の方法には多くの選択肢がある中で“アスパラントグループと物部だったら会社を任せても大丈夫だな”と思っていただけるように時間をかけて正直に対話を重ね、信頼関係を築いていきたいと思い、日々仕事に取り組んでいます。

仕事のやりがい

プライベートエクイティファンドは投資会社ですが、投資をする先は不動産やコモディティなどではなく生きている事業会社です。その事業はその会社で働く人で成り立っていて、その会社が良くなるかどうかはその会社で働く人々の会社を良くしたいと思いを一つにまとめられるかどうかだと思っています。

私たちは何か特別なことができるわけではありませんが、投資をさせていただく前であれば、まずその事業のことを徹底的に学び・理解をする努力をします。そして、企業様を今よりも更に良くするためにどのような貢献ができるかについて誠実にオーナー様にお伝えし、私たちを認めていただけるよう心を尽くします。投資をさせていただいた後は、そこで働く皆様と対話を重ね、会社が良くなるために一緒に頑張って結果を出し、その成果を会社の皆様と正しく分かち合います。この一連の流れ全てにやりがいがあります。

今後のキャリアビジョン

キャリアは自分で作っていくものだと思っていた時期もありました。しかし、真面目に業務を遂行していると、ゴールが見えてくるタイミングで、必ずその時の自分の力量を超えた次のチャレンジを与えてもらえます。AGは、そういう組織だと思います。

そのチャレンジの機会を与えていただいた方の気持ちを裏切らないように、行動規範に基づき行動し、成果でお返しすることを続けていくと、また楽しい仕事ができて自分自身も成長して見える景色が広がってくると感じています。

求職者に一言お願いします。

ファンドというのはお金の集まりに過ぎません。その集めたお金をどのような考えをもって、どのように使うかで、そのファンドの社会的意義が変わってくると思います。

ファンドがどのような理念や規範に基づいて集めたお金を使おうとしているのか、そしてそのファンドの実際の活動が掲げた理念や規範に沿っているか、その理念や規範は求職者様の生き方や考え方といった価値観と相違していないか、といった視点で私たちを含む様々なファンドを見比べてみると、ご自身の価値観と共鳴する、長期に渡って楽しく仕事ができるファンドと出会えると思います。

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