Partner
パートナー
財務部門 Co-CFO

辰巳 太郎

Taro Tatsumi

1996年に大手BPO会社入社。ソリューション事業における直接部門・間接部門を幅広く経験し、オペレーション部門では現場担当者から事業責任者まで現場実務を経験。その現場経験を軸として、コンサルティング部門にてクライアント企業のオペレーション部門の企画・設計・構築・運用をトータルに支援。2009年からは、経営企画部門で事業構造改革に従事したのち、中国大連市への子会社設立を行い、2011年より総経理として現地法人の経営に従事。帰国後は事業管理部門の責任者として、全社の事業収益とサービス品質の最適化を図る企画・実行・モニタリング・改善の統括を経て、2018年アスパラントグループ入社。

アスパラントグループを選んだ理由

私がAGに入社したきっかけは、前職での縁で原(マネージングパートナー)から、声を掛けてもらったことです。
私は、当時はPEファンドにネガティブな印象を持っていましたので、声を掛けてもらった際は、「正直、どのように断るか?」と考えていました (笑)
しかし、原から、「中村さん(代表取締役)に会って欲しい」と言われ、中村と面談することになりました。名刺交換をした時のソフトな人当たりと、中村からの第一声が「“利他”という言葉について、どう思う?つまり、まずは、投資先が幸せになって、投資家からお預かりした資金をしっかりお返しすることを最優先に考え、AGは、最後に残りを、汗をかいて貢献した対価としていただくものだと考えている。決して自分が儲かることが第一ではない。こんな考えでファンドという事業をやっているが、共感できるか?」という質問だったことを今でも鮮明に覚えています。AGの考えに共感を覚えるとともに、私が抱いていたPEファンドに対する印象が変わった瞬間でした。
チャレンジングな機会をもらった一方、いい歳(43歳)でしたし家族もおりましたので、心配もありました。悩んだ末、最後は、もし、自分の子供からそのような相談をされたら親としてどう答えるか?を考えました。おそらく自分は、「チャレンジしなさい。失敗しても、また立ち上がればいい」と言うと思いました。これが自分の生き方だと考え、入社を決めました。

仕事内容

私の、事業支援部門における役割は3つあります。一つ目に、投資先を経営する役割、二つ目に、部門の責任者として投資先各社の支援を統括する役割、そして三つ目が、事業支援部門のレベル向上を図る役割です。また、他にAGの採用責任者としての役割もありますが、ここでは、事業支援部門における役割についてお話します。
まず、一つ目の投資先を経営する役割です。投資後の一定期間はフルタイムで常駐しますが、事業運営が安定してきたタイミングで、徐々に投資先役職員の方への経営のバトンタッチを進め、自らは会長職に就くなど、投資先の自律的な経営のサポート役にシフトしていきます。投資期間を通じ一貫して意識するのは、投資先の皆様の物心両面の幸福追求のために、投資先の成長に全神経を集中させることです。頭で考えるだけではだめで、投資先の役職員の皆様とのコミュニケーションから、会社の歴史と文化を感じ、事業を学び、しっかりと理解をした上で改善に取り組みます。そのために現場にまめに足を運び教えていただくこと、時には業務を直接体験して実感を持つことが重要と考え、実践しています。改善/成長の答えはやはり投資先の皆様がお持ちですね。
次に、二つ目の投資先各社の支援を統括する役割です。毎週金曜日に半日を使って、各投資先から事業改善の進捗状況等をご報告いただく会議を開催し、各投資先の事業改善の進捗状況を、数字・人材育成・ESG・DXなど財務・非財務の報告を基に、網羅的に確認しています。会議には、事業支援のメンバーだけでなく、投資部門・財務部門のメンバーも参加し、投資先の改善/成長のアイデアを出し合います。そのアイデアを基に、投資先の皆様と協議を重ね、改善/成長施策のPDCAを回し、投資先が独立企業として自立自走できる体制づくりをご支援します。
最後は、三つ目の事業支援部門のレベル向上を図る役割です。前述の各投資先の報告には、様々な創意工夫された施策が盛り込まれているため、これらの活きた情報をリアルタイムで共有し、事業改善を仮想体験することで、事業支援部門のメンバーの投資先支援の実行力を高めることができます。

仕事のやりがい

AGの役割は、チームスポーツでいう選手達に伴走するコーチングスタッフであると考えます。つまり、選手である投資先役職員が主役で、AGはチーム(投資先企業)が勝負に勝つためのサポートをする立場です。AGは、投資先に施策を押し付けるのではなく、投資先役職員と相談して戦い方を決め、投資先役職員がそれぞれの役割を実践して改善/成長し続けることを支援します。業績が改善し、その改善成果を、物心両面で皆様が分かち合えるようにすることを目指し、私たちは活動しています。
やりがいという点では、投資先の皆様が、自ら考えた施策を、自らの意思で実行して成果を出されている瞬間に立ち合い、投資先の皆様のお役に立てたと感じる瞬間です。

今後のキャリアビジョン

「ある役職を担いたい。自分はこうなりたい」等の自己実現的な欲求は、正直ありません。あえて言うなら、自分とご縁があった方々に貢献したいということだと思います。
自分がどう貢献できるか?ということを考えると、投資先の課題/ニーズに合わせて柔軟に形を変えながら、投資先をご支援する黒子のような存在になることだと思っています。「五感をフルに活用し、投資先の役職員の方々と共に、自らも汗をかきながら支援する。」というAGのスタイルを、AGの組織としても、自分自身としてもより一層向上させ、投資先に貢献していきたいという思いでいます。

求職者へ一言お願いします。

シンプルに「誰かの役に立ちたい。役に立つことが自分のモチベーションになる」と思える人が、当社の文化にはフィットすると思います。モチベーションの源泉が、「誰かのため」というところにあると、困難な局面でも逃げずに、その困難に向き合って、克服することができると思います。そのうえで、与えられた環境(課題)を楽しむこと・夢中になること・現場に足を運ぶことを自然とできる方は向いていると思います。
ご一緒できることを楽しみにしております。

他のインタビュー