
森中 大成
大手損害保険会社にて法人営業を経験後、米国シカゴでの会計監査経験を経て、2016年からPwCアドバイザリーにて財務デューデリジェンスやバリュエーション、財務モデリング業務等に従事。財務デューデリジェンスではPEファンドをクライアントとする案件に数多く関与し、AG参画。米国公認会計士
アスパラントグループを選んだ理由
前職のPwCでは、財務デューデリジェンス(DD)を中心として様々なM&Aの業務に関与しており、大手PEファンドの案件をサポートするコンサルタントとして一緒に仕事をする機会が多く、当事者として投資を自ら実行する側に漠然とあこがれを抱いたことがPEファンドへの転職を考えたきっかけです。その中でもアスパラントグループは、投資部門とは別に、投資実行後に、投資先の成長を支援する事業支援部門を設けているという、数あるPEファンドの中でもユニークな特徴を感じました。
私のM&A関連のキャリアは、財務DDを中心に、投資に至るまでのサポート業務を積み上げてきておりましたので、専属的に投資部門に所属し、専門性を高めていけるところは魅力的だと感じ、入社を決めました(実際に短期間に数多くの案件に関わることができています)。
なお、弊社では、投資先ごとに、投資先の経営者様、事業支援部門のメンバーから事業の状況を共有する会議を毎週金曜日に行っています。投資部門のメンバーもより良い支援をするための議論に参加し、投資後も案件に関与し続けることができる点も魅力だと思います。
仕事内容
私は投資部門のカーブアウトチームに所属しており、主に企業グループの事業再編において、子会社や事業の売却を計画している案件に対し、投資検討を行っております。また、他にも、主に現経営陣による上場企業のMBO案件についても検討を行っています。
証券会社様を中心としたアドバイザーの皆様とコミュニケーションを取りながら、潜在的な投資案件を発掘するソーシング活動として、投資候補企業様の調査・分析し、提案書を作成し、関係者の皆様と協議を重ねます。そして、案件が具体化した場合には、エクゼキューションとして、DD対応や各種契約書対応、レンダーとのコミュニケーション等に加え、AGとして正しい投資意思決定をするためのドキュメンテーションと説明を行います。幸いにもアドバイザーの皆様から沢山の投資案件のご紹介を頂けておりますので、ニッチな市場で影響力を発揮されている会社様の事業からメジャーな業界に属する会社様の事業までの幅広い業界のことを知ることができます。また、投資に至るまでには、他部門のメンバーも含めた全員参加の案件検討会議が継続的に開催され、メンバー間の活発な意見交換により、新しい気づきを得て、案件検討に活かします。
投資担当の業務においては、会計、税務、法務、ファイナンス、モデリング等のハードスキルに加え、ビジネスの今後を読み、考えていく力、そして何より、案件に関係する皆様から信頼して頂ける誠実なコミュニケーションが最も重要だと考えています。周囲のサポートを頂きながらも、1から100まで、基本的に自分達で主導していかなければいけないので、毎日非常に高いハードワークが求められます。しかし、自分達で主導し、やり抜くことこそがPEファンドにおける投資担当の醍醐味であると思います。1件の投資に辿り着くまでには、膨大な投資案件を検討し、数年の年月を費やすこともあります。しかし、投資に至らなかった場合でもその経験は確実に蓄積され、次に活かすことができますし、努力が報われて、投資が実行できた時には、大きなやりがいを感じることができます。

今後のキャリアビジョン
まだまだいろんな分野において勉強することも多いので、投資担当として更なる力をつけていきたいと思っています。この世界においては勉強することに対し、いつまでたっても限界はなく、常に勉強不足であることを感じさせられます。幸いにも、社内には、様々な業界出身の異なる経験を持つメンバーがいるため、その方々からいろんなことを学びたいと思っています。
また、今後は、例えば特定の業界の投資案件に対して知見を深めていくことや、自分自身の米国における実務経験を活かし、海外への事業展開に注力される会社様をご支援する投資案件で、AGの成長に貢献していきたいと思っています。
求職者へ一言お願いします。
弊社では、誰にも負けない努力ができる人であれば、実力に見合った仕事を任せて頂ける環境です。ただし、自分一人では仕事はできず、周りの人からのサポートがあってこそです。その点を常に自覚して周囲に感謝し、「投資をする」ではなく、「投資をさせていただく」という謙虚な気持ちを常に忘れないことが大事です。
ご自身の価値観と照らし合わせて、共感頂けて、このようなマインドが根本にあれば、ウェルカムですので、ぜひご応募ください。ご一緒できることを楽しみにしております。