投資の概要

投資時期: 2019年 12月
譲渡時期: 2023年 3月
アプローチ: 事業承継
ファンド: AG2号b
ステータス: Exit済

投資の経緯 /
投資後の取組

投資の経緯

緑測器は、主に回転角度や傾斜角、直線上の位置検出の役割を担うアナログ変位センサ(ポテンションメータ)を製造/販売する企業です。特に、産業用途での小ロット・カスタム品に強みを持つ当該業界の主要プレイヤーです。アスパラントグループは、オーナーの事業承継ニーズを受け、より一層の成長をテーマに投資させていただきました。

 

投資後の取組

<インフラ整備>

  • 計数管理体制構築
  • 会議体の設計/運営
  • 企業基盤の整備

<合理化>

  • 生産性改善-受注ロスの低減(製造/販売連携による生産性/生産能力向上)
  • 生産性改善-コスト削減(製造ロット見直しによる製造工数/コスト削減)
  • 価格戦略(適切な価格設定)
  • 資金繰り改善(運転資本効率化による資金ポジション改善)

<成長支援>

  • 営業支援/販路拡大他-営業支援(営業/技術/製造間の連携を強化による全社営業体制構築)
  • 営業支援/販路拡大他-販路拡大(海外営業強化)
  • 研究開発/設備投資-研究開発(新規分野(デジタル変位センサー=エンコーダ)の開発)

Exit

2023年、現在はセンシング事業に注力している電子部品メーカー日本電産コパル電子株式会社より、緑測器のもつ高い技術力、製品ラインナップの相乗効果が期待される点を評価され、同社の完全子会社となりました。