設立の背景

1990年代後半から2000年代前半にかけて、既に欧米では一般的であった「投資ファンド」という業態が日本でもスタートし、徐々に拡大していきました。私どものメンバー達は、このような時に投資ファンド業界に入りました。

当時は日本企業の業績が低迷しており、変化が求められていた時代です。日本企業が活力をとりもどし成長発展するには、このファンドという機能はとても役に立つと思いました。ファンドという機能を使うことにより、経営数字をコンパスとして積極的に活用する仕組を確立し、役職員の心をまとめ、企業の向かうべき方向を再確認して、成長軌道を確立することができるからです。

しかし、一方で、投資ファンドが、企業の成長と役職員の利益をないがしろにして、自己の利益を優先させた場合には、単に社会のパイを奪うだけになり、社会にとって存在意義のないものとなります。したがって、投資ファンドも正しい考え方/価値観を持つべきであり、そうであって初めて、日本の社会に根付き、貢献できると信じるようになりました。

「社会に貢献するファンド」、その思いを実現するために、2012年に、投資ファンドの運営会社を設立しました。会社名は、「この目標を、同じ志/強い想いをもつ仲間と実現したい」という意を込めて、アスパラントグループとしました。

経営理念(Mission)

アスパラントグループは、投資先企業の役職員と共通の目標を持ち、合理化と成長の両面を追求することで、投資先企業、産業、投資家、社会全体に貢献していきます。この考えを基本として、経営理念を以下のように定めております。

  1. 01
    投資先企業で働く皆様から信頼を得て、投資先企業の本質的な事業改善と持続可能な成長発展に寄与し、
  2. 02
    投資家に対して、競争力のあるリターンを提供することで、
  3. 03
    事業、産業構造、年金財政、ESGの改善を通じて社会へ貢献すると共に、
  4. 04
    アスパラントグループメンバーの物心両面の自己実現を追求する